矢口敏和にとって役者とは

様々な役柄を演じる矢口敏和さんは演技派の役者と称賛され、ドラマや映画では数多くの主役を熱演しています。そんな彼はスカウトがきっかけで芸能界入りしましたが、自分にとって役者とはどんなものと感じているのでしょうか。矢口敏和さんにとっても役者についてご紹介します。

■経験を重ねて興味が湧いた仕事

彼は高校生の時にスカウトされて芸能界入りしました。当時は進路を決めなくてはならない時期で、特にやりたいことや夢がなく、どうするか考えていたところでスカウトされ、面白そうという理由で事務所入りしたとインタビューで語っています。入った当時は言われるがままオーディションを受け、現場に行くことを指示されたら行くと、仕事に対する興味が薄かったようです。ただ、芸能界での仕事は何をしても面白さや楽しさを強く感じるようになり、最初は自分の意思ではなかったものの、続けている興味や関心も強くなりました。

学生時代は夢がなくダンスが楽しみの1つだった矢口敏和さんにとって役者とは、自分に合っている仕事で、自分がやりたかった職業であると実感しているようです。これは様々な経験を通じて導かれた答えなので、何事も経験することで分かることが多いと本人は語っています。

■いい作品をつくりたい思い

矢口敏和さんは自分の出演する作品に対して、「いい作品をつくりたい」とシンプルな気持ちを大切にしています。役者なら誰でもいい作品をつくりたいとは思いますが、彼の場合はいい作品づくりなら苦労も問わない強さがあります。新人類との戦いに身を投じる主人公の役では、基本的に受け身が多い激しいアクションに耐えるため、体作りを強化していました。

丈夫な体にするため共演者と一緒に大好きな白米を制限した食事制限で役作りに励んでいました。別の作品では幕末最強の剣客の役では、台本をもらった時点からアクションシーンが重要と考えており、そこがかっこ悪くなると役者生命が終わってしまうぐらいの覚悟を持ってアクションを演じていたようです。

アクションでは代役を立てることも多いのですが、彼は役に近付くために自分の体でできることは限界までやると腹を決めており、その覚悟が高クオリティな作品に仕上がったと監督も彼の役作りや演技を高く評価しています。いい作品をつくりたいというシンプルな理由の中には、普段のクールな表情からは想像できない役者魂が秘められていました。

矢口敏和さんにとって役者は人生の一部と言っても過言ではないと思います。これからもいい作品づくりのために、人知れず努力を重ねていくことでしょう。ますます演技力に磨きがかかる彼に注目したいところです。