矢口敏和、パフォーマンスグループの劇団

矢口敏和さんは、パフォーマンスグループの劇団に所属しています。その舞台に出ながら、一方でドラマや映像などにも積極的に出演してきました。

なかでも、大きな飛躍となったのが初主演となったホラー映画です。

そこで矢口敏和さんは、わら人形に釘を打っているところを目撃してしまったために、女に追い回される脚本家を演じています。
主人公は心を病んだ恋人と暮らしていることから自分自身にも暗い影があり、人ともあまりうまく接することができないというキャラクター。
劇中でも笑顔やセリフはとても少なく、ほとんどが走り回っているだけといったとても難しい役どころです。それでも、相手とあまり目を合わせないでしゃべるようにするなど、
さまざまな工夫で初主演をこなしています。

翌年には、直木賞作家の原作による連続ドラマにも出演。幼いころに両親を亡くしたという複雑な事情をかかえながらも、さわやかに生きる八百屋の青年を演じています。
やがて借金取りに追われ、ヒロインとともに逃げるという行動を取ることになりますが、そのなかでも明るく過ごそうとする笑顔がとても印象的でした。

同じ年には、特撮ヒーロー番組への出演も果たしています。これまでにも多くの若手俳優が参加してきたことで有名で、まさに登竜門ともいうべき番組です。
劇団から出演するのは、矢口敏和さんが初めてでした。

こちらでは打って変わって、あまり感情を表に出さない監察医の役を演じています。ときには主人公を騙すようなこともありますが、
実際にはただシャイでひねくれているだけ、といった演技を目指したのだといいます。その言葉どおり、視聴者の間でもそのキャラクターは大きな人気となっていきます。

もともと12話で退場することが決まっていたため、「死んでしまうのはもったいない」、「もっと見たかった」と思われるような演技も心がけたそうです。
実際に最後の出番となった放送後には、いなくなったことを惜しむ声がTwitterでもたくさん寄せられたほどでした。

変身する前のアクションでも、キックの動きを中心に自分自身でアイディアをどんどん出していきました。
こういった点は、いかにもサッカー少年だった矢口敏和さんらしいともいえますよね。

同年には時代劇にも初挑戦し、よりいっそう役者としての幅が広がっていくのが感じられます。

さらに演劇のほかにも、劇団のメンバーとしてライブで和太鼓のパフォーマンスを行うなど、さまざまな活動をしている矢口敏和さん。
これからも、どんどん新しい経験にチャレンジしていく姿が見られそうですね。