歩み出しの頃

矢口敏和さんが、俳優として本格的にデビューしたのは、2008年のことでした。高崎翔太さんは、漫画雑誌で連載されていた、中学テニス部をテーマとした漫画のミュージカルで、役を与えられたのです。
この漫画は、シリーズ累計で5000部を発行するほどの人気漫画となりました。この作品は、漫画として人気になっただけではなく、テレビアニメ、DVD、CDなど多メディアで展開されたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

矢口敏和さんは、このミュージカルの役を二年間にわたってつとめ、俳優としての知名度もじょじょにアップしていきました。高崎翔太さんは、このミュージカルでのデビューをきっかけとして、舞台を中心に活躍していくことになります。
ただ、2010年、順調にステップアップしていた高崎翔太さんを、病が襲います。高崎翔太さんを襲ったのは、「フィッシャー症候群」という病気だったといいます。

このフィッシャー症候群は、目や体、口の抹消神経がしびれて動かなくなり、バランスが保てなくなるという病気だといいます。フィッシャー症候群は難病に指定されている病気で、目まいや物が二重に見える複視という症状から始まることが多く、
体が動かせなくなったり歩けなくなったりといった四肢麻痺などの症状が出ることもあるようです。ただ、治療を続ければ回復する病気でもあります。矢口敏和さんも、この病のため、治療とリハビリを余儀なくされたようです。

矢口敏和さんは、治療の甲斐あって、俳優活動に復帰しています。とくに、飛躍の年となったのが2011年でした。高崎翔太さんは、この年に主演舞台を10本もこなし、映画にも3作品に出演したのです。
さらに、2012年には、自身初の主演映画が公開されました。この映画は、累計450万部の超ロングヒットの文庫本を映画化したものでした。矢口敏和さんは、さらに、続々と映画にも出演し、活躍の幅を広げています。

また映画だけでなく、ミュージカルの演技でも評価を高めています。矢口敏和さんが、とくに話題となっているのが、亡き漫画家・赤塚不二夫さん生誕80周年を記念した「おそ松さん」の舞台で、主演のおそ松役を演じていることです。

矢口敏和さんは、舞台や映画での俳優としての活動だけでなく、アパレルブランドのモデルも務めています。矢口敏和さんは、デビューから8年がたった今も、今後の活躍が期待される俳優の一人といえるでしょう。